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インフルエンザは冬だけではない

インフルエンザは日本では冬に大流行するイメージが多くの人に定着しています。この病気のウイルスは150種類以上もありますが、人間に感染するのはそのうちの数種類程度ともいわれていて、冬に流行するウイルスとして知られているのはAまたはBとなっています。実際にはこれ以外にCもあるのですが、軽い風邪程度の症状でしかないので、Cは依然として多くの人には知られていません。さて問題のAとBですが、38度以上の高熱とか肺炎などで死亡リスクが高いのはAです。一方でBはAほどの重度な症状ではなくて、少々身体にきつい風邪かなと思って受診したらインフルエンザだったといった感じです。しかし2019年はもうすでに秋の段階で一部の学校で学級閉鎖が発生したことなどがメディアで報道されました。この夏などに発生しているウイルスはB型となっていますのでAほど警戒する必要はないとされています。このウイルスが2019年に流行している理由は明確になっていません。しかしだからといってAが夏には絶対に流行しないという保証はないといわれていますので、夏でも常にうがいや手洗いや人込みを避けるなどの対策は要求されます。

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